編曲の美学 アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代 岡本舞子 谷山浩子 八神純子 渡辺満里奈 東北新幹線 直筆サイン本&特典CD-R付

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人前で歌うのは嫌い。でも音楽を仕事にしたかった。レコーディングのときめき。裏方の技術。1000曲以上のアレンジを手がけ、サウンド志向の時代をけん引した、日本を代表する女性編曲家がはじめて綴った職業=アレンジャーへの思い。80年代のアイドル全盛期から現在まで。1曲が完成するまでに関わるプロの裏方たちの仕事と矜持。ディレクター、マニュピレーター、写譜屋、エンジニア、スタジオミュージシャンとの出会い。歌手と編曲家との相性抜群の名曲を生み出した渡辺満里奈との30年越しの「初」対談、ボカロ曲「人マニア」も話題の、新世代の音楽プロデューサー原口沙輔との世代を越えた同業者同士の濃密な対談も収録!巻末には音楽家、豪華ライター陣による推薦曲レヴューも収録!特別寄稿:売野雅勇、金澤寿和、加茂啓太郎、川原伸司、栗本斉、ケンカイヨシ、藤井陽一、星健一、馬飼野元宏、松井五郎、山口美央子巻末付録として「山川恵津子 作曲・編曲リスト」(全24ページ)掲載!まえがき 外からは見えない編曲家という職業イントロ この仕事こそがクリエイティブを極める最高峰1章 80年代アイドル黄金時代――編曲家としての日々アレンジャーの苦労は絶えない職業作家としての心構えアイドル黄金時代の楽曲構造作曲脳と編曲脳――DAW以前は別々の脳の使い方だったのだ作曲と編曲の境目がなくなった――DAW以降アレンジャーは決断力!一日でスコアを書ききるという生活アレンジの良し悪しはあるのか女子の楽曲が好き――私のこだわり2章 人前で歌いたくない!――私はこうして職業作家になったピアノから合唱へヤマハ音楽振興会・九州支部時代鳴海寛くんとの出会いと初レコーディングとプロフェッショナルな世界の心地良さ編曲までやらないと表現できない自分大村雅朗さんとの出会い「東北新幹線」――さらに複雑なハーモニーを求めて3章 レコーディングスタジオの職人たちスタジオにいてもいいんだコーラスの職人たち――木戸・比山・山川で3000曲アイドル楽曲におけるコーラスの変遷仮歌という仕事大滝詠一さんとのレコーディングアレンジャーとしての山下達郎さん筒美京平さんとの思い出写譜屋さんも音楽家のひとりスタジオミュージシャン、マニピュレーター、エンジニアたち4章 職業作家は環境を更新していかないといけない黄金期は続かない世紀末のフリーランスの過ごし方すべての曲に自分の苦労のあとがわかる、97年作の又紀仁美『Be Myself』21世紀に職業作家が思うこと――サブスクリプション以降職業作家はみんなが仕事仲間――若手作家やボカロPとの交流ゲーム「アークナイツ」の音楽で80年代の再現と再会あとがきスペシャル対談 渡辺満里奈、原口沙輔特別寄稿 私の好きな山川作品売野雅勇、金澤寿和、加茂啓太郎、川原伸司、栗本斉、ケンカイヨシ、藤井陽一、星健一、馬飼野元宏、松井五郎、山口美央子巻末付録 山川恵津子 作曲・編曲リストデザイン:森田一洋本書の初版に誤植がございました。以下の通り訂正し、読者および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。P131 10行目、12行目、14行目誤:前田憲男正:羽田健太郎おニャン子ファンも必聴!激レア!山川恵津子『編曲の美学』ディスクユニオン先着特典CDRの楽曲解説を公開!DU BOOKS2024年5月8日 12:5980年代アイドルソング制作の思い出とともに、現在も良質なアイドルソングを手がけるサウンドプロデューサー山川恵津子が、自身の音楽観やこれまでの歩みを綴った初の著書『編曲の美学アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代』(2024年5月17日発売)刊行記念して、ディスクユニオンの購入者特典CDRに収録されたDEMO音源の解説を、原曲とともに公開します。※特典は無くなり次第終了となります。特典CDRジャケット山川恵津子による楽曲解説1 漕ぎ出せ♪ショコラティエ~これって恋ですか?~(DEMO)作詞:新妻由佳子・高柳景多作編曲:山川恵津子 トラックメイキング、ボーカル:山川恵津子※2021年SNSを中心に話題となり、2023年にEPリリースもされた名曲。貴重な 山川恵津子によるガイドボーカル(仮歌)デモ。SAKUraのVocal Recordingに向けての仮歌(ガイドヴォーカル)を入れたデモ音源。これを聴いて覚えてもらい本人の歌をレコーディングする。間奏のラップ箇所はこのデモの後に作って頂き、そのサイズも想定して作っている。作詞の新妻由佳子さんには寝耳に水のラップの提案。この段階では、インストとなっているのでバックグラウンドのトラックが聴きやすいだろう。Aパートで音程を決めかねている箇所あり。「宇治で」の「う」と「じ」を同じ音にした方が簡単かも?と試行錯誤の道中で本番では音程を変えた。間奏を抜けてハーフの「食べたいな」の部分、このデモ出しのタイミングで「たいな・たいな・たいな」の繰り返しを捻り出す。本人が三連を歌えるか懸念もありつつのトライだったが、結果この箇所が楽曲をワンランク アップさせたかもしれない。原曲はこちら2 永遠の楽園(DEMO)作詞:恒石美幸作曲:平井夏美編曲:山川恵津子トラックメイキング 、ボーカル:山川恵津子※ 平井夏美(川原伸司)とのコンビによる楽曲。明治大学の阿久悠作詞賞大賞の歌詞を曲にした合唱曲。初発音源化。日頃のポップスとは異なりクラシカルな合唱の作品デモ。ピアノ一本の伴奏と混声四部合唱で全体を決めなくてはならないシンプルな編成の難しさがここにある。歌い方は私が幼い頃より慣れ親しみ練習を積み重ねて来たクラシックの発声法にほぼ近いのでもう一人の山川を聴くこともできるかと思う。別キャラで歌っているわけだ。4声だからそれぞれのパートを一回ずつ歌ってもデモになるといえばそうだが、聴く生徒さん(合唱団)にはより本物の合唱をイメージしていただきたいので各パートは2~3程度ダビングしている。一般のリズムがあり、いろいろなウワモノを鳴らせる編成とは異なり、声のハーモニーとピアノだけで変化を付けなくてはならず、難しさのポイントが日頃のポップスとは異なってくる。ダイナミクスも ビートのあるものと違い、表情をより多く大袈裟につける方がメリハリが出るというものだ。一人淡々と合唱団員になりきり、至って真面目に歌を録っていくわけだが、どうしても「ヨルタモリ」の合唱コンクールのおかしさが心のうちに滲み出てきてしまう。なりきるのは大切だ!こういうデモ制作でも密かにユーモアを忘れない私。3 アンブレラ・エンジェル(DEMO)作編曲:山川恵津子トラックメイキング 、ボーカル:山川恵津子※ おニャン子クラブ『夢カタログ』収録の名曲。貴重な仮歌ヴァージョン。マニピュレーターを務めた森達彦さん所有のカセットからのもので、フリューゲルホルンのダビング前にスタジオで仮歌を録音した音源。従ってイントロや間奏はリードがない状態。おニャン子は複数のボーカルで楽曲ごとに歌い分けがなされ、誰がメインになるかはこの時点ではまだ明確ではなかったはずだが、ソロ曲とは違い複数人の歌い分けを考えた曲の作り方である。作詞の秋元康さんがこのDEMOを聴いて歌詞を書くわけだが、聴いてすぐにここは別の人がリード、ここは追っかけ、ここは交互に、などわかりやすく、仮歌も複数のチャンネルを使って録音している。曲を作る段階で振り分けを考えて作るのがソロ曲との大きな違いだ。このように歌詞がまだない段階でも仮歌は必須で、作詞家への発注用でもあり、トラック を作っていく上でなくてはならない重要な道標である。曲先のときはこのように「ラララ」で歌うことがほとんどで、アイドルものは殊更明るい雰囲気の仮歌を求められる。発声が明るい「ラ」は最適だ。しかし、この「ラララ」だけの言葉の中にも作曲家の意図はあり、そこにまだ意味のある言葉がなくても作詞家に伝えたい想いが必ずあるのだ。それを単調な「ラララ」でも表情をつけて歌うのが仮歌の役目でもある。この当時はチャンネル数に限りがあり、おニャン子クラブのような団体戦ともなるとボーカルチャンネルの確保を余儀なく言い渡され、オケを録っていく上でも計画性が必要。ソロ曲ではない場合、歌入れ時には最低でも6~8トラック程度空けておく必要があり、その辺の苦労にも初めて遭遇したレコーディング プロジェクトがおニャン子クラブだ。ディレクターの渡辺博氏も毎回やりくりに苦労しており、アレンジャーとマニピュレーターとエンジニアとで綿密に計画を立てながらのトラックの纏め様は芸術的。原曲はこちら

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