本刀は国宝(大包平)作者備前国包平の刀です。包平の刀は本オークションでも滅多に出ない超貴重な一振りです。さる旧家の現在の所有者様からの依頼で、ご先祖様が大事に守ってこられた家宝と聞いています。現在の所有者は刀には興味がなく登録昭和46年に登録したが以後一度も審査には出していないとの事です。 包平は、平安時代後期の備前国の刀工。生没年不詳。元暦(1184年 - 1185年)のころ活躍[1]。古備前派初期を代表し、高平、助平とともに世に三平と呼ばれました。包平は岡山の池田輝政の愛刀であった名物「大包平」が名高い。これは長さが2尺9寸4分(約89cm)もある太刀で、身幅も広く、板目鍛えに小乱れの刃文を焼くが、破綻なく出来も優れているため全日本刀の最高作と評価されている[3]。後鳥羽天皇の蒲穂丸などの作者といわれる[4]。銘は「備前国包平作」と太く大きく切っている。 本刀は刃長60.4センチメートル、反り1.2センチメートル、元幅　3.0センチメートル。大磨上となっており、造り込みは鎬造、庵棟。刀身は幅広く、重ね薄く、切先は小丸となる。地鉄は小板目肌が約つみ、地沸つき、地景しきりに入り、淡く乱れ映り立つ。刃文は小乱を主体に小丁子、互の目まじり、足・葉入り、小沸つき、匂口深く冴える。帽子は乱れ込んで浅く返り、二重刃ごころがある。茎は大磨上。先は栗尻。鑢目は勝手下り。目釘孔は1つ。 800年以上経過していますので、銘文は錆に覆われ判別ははっきりとは見えませんが、かすかに備前国包平と見えます。刀身は研磨後相応の時間が経過していますが、裸眼で見た限り目立った傷、庇、刃切れは見当たりません。うす錆、極小の鍛えキズが少しありますが、刀の鑑賞には何ら影響のあるようなものではありません。研磨をすれば見事な包平となると思います。又ハバキに少しガタつきがありますが気になる程のガタつきではありませんが、神経質な方は入札ご遠慮ください。どうぞこの機会に国宝(大包平)作者の一振りを家宝として受け継いでください。 【刀身詳細】 【登録証】161574　　　　　【交付】昭和46年4月22日 【種類】刀 【銘文】備前国包平(太刀銘) 【長さ】60.4㎝ 【反り】1.2㎝ 【目釘穴】1個 【銘文】(表)　 【元幅】30mm 【元重】8ｍｍ 【先幅】22ｍｍ 【先重】5mm 【刀身重量】600g　(ハバキを除いて) ＜参考事例＞ 【国宝大包平】 平安時代に活躍した古備前派の刀工・包平によって作られた太刀である[3]。大包平という名前は、包平作刀の中でも傑出した出来であるため大包平と名付けられたとされている[3]。 江戸時代に岡山藩主の池田光政が、無駄に刀剣を購入することを諫める熊沢蕃山に懇願して入手したという逸話が伝わっているが、実際には光政の祖父の池田輝政の代には池田家に伝わっていた。池田家では、この大包平を池田正宗や池田来国光などの名刀とともに代々伝えていた。使用例としては、具足始の儀式の際に着用する具足と共に大包平を毎年飾っていたと記録に残り、家での年中行事に用いられていた。 長らく池田家に伝来していたが、1967年に文部省（当時）が6500万円で買い上げ、以後は東京国立博物館に収蔵されている。 【包平の値段】 「大包平」は、山鳥毛が5億円で取引されるまで、最高額を誇っていた国宝刀剣です。1967年に、当時の文部省が所有者から買い上げた際の値段は6500万円で、2000年代の貨幣価値に換算すると、およそ2億6000万円に相当します。 この大包平を打った平安時代末期の刀工「包平」は、備前国の刀工一派「古備前派」に属し、同派の「高平」、「助平」と並び「古備前三平」と呼ばれた名匠でした。 古美術品の為、出来る限りありのままを表示しますが、時代が経過していますので説明漏れが有るかと思いますが事情を鑑みお許しください。神経質な方は入札ご遠慮ください。代理出品の為入札後のキャンセルはご遠慮しますので入札時注意をお願いします。また新規の方の入札は事前に質問欄より入札の意思をお願いします。落札後24時間以内に連絡の取れる方、及び決済の可能な方の入札をお願いします。2週間以内に名義変更をお願いします。xagrx