以前、知人より譲り受けたものです。ハロゲンランプの電源回路が故障したため、LEDに換装しました。古いものなので、光学系には軽い傷やチリの混入、わずかな曇りなどが見受けられますが、目立つ傷やカビなどはなく、現状でまだまだ十分使用に耐えると思います。機械部にも特にダメージはありません。対物レンズは、4X/0.10、10X/0.25、40X/0.65、100X/1.25 oil の４本、接眼レンズは広視野のWF 10Xが２本、コンデンサーはN.A.1.25のアッベ型です。コンデンサー下の補助レンズは着脱でき、対物4X使用時は取り付け、40Xと100Xでは取り外し、10Xではどちらでも使用できます。片方の接眼レンズの鏡胴先端部に凹みがありますが、（画像７左下）着脱には影響ありません。LEDは高演色タイプ（販売店のデータでRA90）の３W白色パワーLEDで、発光部を元のハロゲンランプのフィラメントの位置に合わせています（画像７右上）。自作のコントローラーで調光可能、暗視野も含めて通常の観察には十分な明るさがあります。鏡基の粗微動、コウデンサの昇降、メカニカルステージともにスムーズに動作しますが、メカニカルステージのハンドルの回転はやや硬めです。また視野絞りのレバーの動きがかなり重くなっています。メカニカルステージの可動爪の先端が上方に曲げられています（画像７左下）。元の所有者がスライドの脱着をし易くするために加工したらしいのですが、通常サイズのスライドの使用には問題ありません。入手時、メカニカルステージのプラスチック製のラックギヤにX、Yともにクラックが入っていたので、メーカーから部品を取り寄せて交換しました。X軸は金属製に替わっています（画像７右下）。LEDのコントローラーは最大約1000mAと500mAの２段切り替え式ですが、付属のLEDはMAX 500mAで使用します。元のハロゲンランプに戻すことはできません。本体の電源コードも事故防止のため根元から切断しています。画像８～10は付属の10X接眼レンズにスマートホンのレンズをあてて撮影したものです。数字は総合倍率で、40X、100X、400ｘでは明視野の他に自作フィルターによる暗視野と異色照明（青バック）の３通りの画像、1000Xは開口数の関係で暗視野や異色照明は使えないので明視野画像のみを掲載しています。撮影に使用したフィルターは素人工作による簡易なものですが、十分実用になると思うのでおまけにお付けしておきます。使用法はコンデンサ下部のフィルター受けに載せるだけで、対物4X、10X、40Xに対応します。商品は画像に写っているものがすべてです。できるだけ詳しく状態を書きましたが、見落とした瑕疵もあると思います。上の説明をよくご理解の上、入札をご検討ください。発送は破損防止のため鏡筒部は取り外して梱包し、ヤマト宅急便120サイズを予定しています。